声帯について。

こんにちは!

ボイストレーナーの良侑(RYO)です!


今日は歌い手や喋る職業の方は、知っていた方が良い声帯のお話です!

ぜひ参考にしてください。


まず

皆さんは声帯見たことあります?w


生の写真でも良かったのですが、グロいとも言われ兼ねないのでとりあえず

(図は声帯を上から見てる状態で、図の上側が前方方向になります。)の方で見ていきましょう!


場所は?ー骨(甲状軟骨=男でいうと喉ボトケ)が、出っ張っているところです。

      その後ろに空気の通り道=気管があり、

      さらにその後ろには食べ物通り道=食道があります。

      その気管の入口が声帯です。

形状は?吸気時=息を吸う時→声帯の2枚のヒダが開きます。

      発声時=声を出す時→声帯の2枚のヒダが閉じて1本の弦のようになり、

          そこに空気が当たって振動することで声が生まれる。

※構造上似ているのは唇なので、思い出してもらえるとわかりやすいかも。


解剖学はここら辺でおしまい!w


さて、ここから身近なお話になっていくのですが、、、

突然ですが問題!!

お酒を飲んでる時、花粉症がひどい時、鼻風邪・喉風邪を引いている時、起きてすぐの時…

これらの時、声帯はどうなっているでしょうか??


答えは炎症を起こして、または乾燥や声帯を使ってないことにより

浮腫んでいるのです!


では、声帯が浮腫んでいる状態とはどういうことか?

上でも言いましたが、発声時、声帯は2 枚のヒダが閉じて1本の弦ようになり振動するのですが、その弦が太くなっていると想像してみて下さい。


チェロの弦とバイオリンの弦では、全然違いますよね。

浮腫んでいる状態とは、チェロの弦のようになっているので、


高音を出そうにも力がいる。

Lowの成分が多く入りすぎる。

2 枚のヒダが浮腫んでいるのでピタッと閉じきれない部分ができてしまい、声がかすれる、上ずる、息漏れが多くなる。

声帯が閉じるスピードが遅いので、1音1音が遅れ気味になる。

声帯が浮腫んでいて重いので、内側(下側)に入ろうとする。

(良い状態では、声帯が閉じるとき外側(上側)に開こうとする)


その浮腫みを取ってあげるエクササイズがボイトレなんですね!

声が起きるまでに、3時間は必要なので、

起きたら必ずお水をすぐ摂取して下さい。乾燥が1番の大敵です。


歌う前には、必ず発声をして声帯が良い意味で、きちんと閉じるようにしてください。

声帯の準備運動ということです!少しでも参考になれば幸いです。


では、今日はこの辺でノシ

Voice & Vocal Studio 奏榮(SOUEI)

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