ボイトレ難民の方達へ

こんにちは。

ヴォイトレ・マスター®︎メソッド公認Level.3ヴォーカルコーチの良侑(RYO)です。


私も今の師事するヴォイトレ・マスター®メソッドの開発・創設者のMASAYO.(山下まさよ)氏に出会う前までは色々なボイトレ教室に行ってました。

その度に教え方が変わり言ってることが正反対のことを言われることもありました。


なので、あくまでも私個人の意見ですが、今回は

「オススメなボイストレーナーとは」

を書こうと思います。


とは言いつつ、私の言いたいことは一つだけで

「なぜその発声をしないといけないのか」「なぜその練習が必要なのか」

など生徒が質問したことに

ちゃんとロジカルな理由が答えれるボイストレーナーを選びましょう!


これに尽きると思います。


ただ、それだと最もらしい答えを言って生徒を納得させたフリをする方もいらっしゃるので

具体例をあげると…

「腹式呼吸」についてです。


おそらく一般的なボイトレを習う時に必ずと言っていいほど聞く言葉ではないでしょうか?

「腹式呼吸」とはなんぞやと言うところから、話すべきなんでしょうが、長くなるので、

要約すると

「お腹が膨らんだ感じするくらい、たくさん息を吸いましょう」

って意味だと思って差し支えありません。


さて、ではその呼吸にフォーカスして、声がどうなるのか?

まあ結論、発声時に、強い息が吐けるくらいです。

声が出る原理は、

「声帯の2枚のヒダが閉じた時に息が当たり、1本の弦として振動すること」

で音が出ます。


つまり、その声帯の閉鎖のバランスが悪いとどれだけ強い息が吐けようが、必ずしも声の問題の解決策にはなりません。


もちろん、声が不安定な場合、

その原因の一つとして「息の強さ」が上げられることもありますが、

そう言ったケースでも、常にお腹に空気が入っているかを気にしながら、

歌うケースはありません。


それなのに、「腹式呼吸」が大切だ!

とレッスン中に度々言われるトレーナーの方は、

だいたい「声をしっかりお腹で支える」といった類の言葉を言う傾向にあります。


声は声帯から出るのに、お腹で支える?私も意味不明です。

これは、あくまで感覚の話なのです。


感覚ので言うなら、

「頭から声を出す感じで」「鼻に響かせる」「声を当てる」

これらもその部類に入ります。


「感覚」が、個人によって、または同じ人でも体調によって全く違います。

従って、ボイトレに「感覚」の話を持ち込むべきではないのです。


声のコントロールはあくまでも声帯のコントロールが基本になりますので、お腹をどうこう気にしても、声帯の動きは変わりません。


長くなりましたが、

結論:お腹のことは忘れましょう!


そこにフォーカスしても声の悩みが解決する可能性はほぼないのですから。

息も吐き切ったら、勝手に吸いますのでお腹に全集中する必要はないのです。


どうでしょう?

一つの例として今日は「腹式呼吸」を挙げましたが、他にも色々あります。

興味ある方は、気軽にレッスンを受けてみて下さい♪


あとあまりマイナスなことは書きたくないですが、

あまりオススメ「しない」ボイストレーナーも軽く述べておきます(笑)


上達しないことを生徒をのせいにする。

→二日酔いだろうが風邪だろうが、レッスンに来た生徒を良くするのがボイストレーナーの仕事なので、上達しないのは生徒のせいではなく100%先生の責任です。


声が出ない、かすれると言ったら、やたら病院に行かせる。

→後々、声帯結節やポリープについて書くと思いますが、それが出来やすい発声法をしてることが問題なので、ちゃんとした発声法をすれば治ることの方が多いです。オペや薬はリスクが非常に高いですよ。


生徒よりトレーナーが歌う。

→生徒がうまく歌えるようにするべきですし、その生徒がなりたい声にすることが目的で、誰もトレーナーの声になりたいわけでないです。


感覚で覚えさせようとする。

→上でも書きましたが、「感覚」で覚えているとそうではないコンディション(例えば風邪など)がきた時に自分で対応ができません。ロジカルになぜ声が出ないかを考え、コントロールできるようになりましょう!


以上です。

少しでもボイトレ難民の方達の参考になれば、幸いです。

では、今日はこの辺で失礼します。

Voice & Vocal Studio 奏榮(SOUEI)

ヴォイトレ・マスター®︎ 認定 良侑(RYO)の公式サイト “声”や“歌”の悩みありませんか? 世界基準のメソッドがここに

0コメント

  • 1000 / 1000